2013年11月12日
11/10「浜名湖ラムサールシンポジウム」
浜名湖ラムサールシンポジウムを11月10日(日)アクトシティ浜松コングレスセンターで開催しました。
会場いっぱいになるほどの参加者がありました。
■開会
はまなこ環境ネットワークの芥川代表より開会の挨拶、山内事務局長より経過報告がされ、スタートです。
■基調講演
テーマ 「ラムサール条約と自然再生-宍道湖・中海を例にして-」
講師 國井 秀伸氏 島根大学汽水域研究センター教授・認定NPO法人自然再生センターの専務理事
・宍道湖・中海がラムサール条約湿地に至った経緯
・登録前後の取り組み
・中海の自然再生事業 について専門的な研究者の立場でお話をしていただきました。
宍道湖・中海のラムサールは、2003年当日の県知事のトップダウン型で一気に進み、わずか2年で登録。
利害関係者の調整もあったようですが・・・。
また、NPOが主体となって進めている中海の「自然再生事業」の取り組みを紹介していただきました。
アマモ場の保全・再生、海藻の回収・利用事業、砂浜の保全再生、しゅんせつ窪地の修復などなど。
■事例紹介
①ラムサール条約とは何か?
柳谷 牧子氏 環境省自然環境局 野生生物課 登録調査係長
柳谷氏は、ラムサール条約の目的、理念、登録状況、浜名湖とラムサール条約について全国の事例を交えて紹介しました。
ラムサール条約の中で、保護ではなく、普及啓発とワイズユース(持続可能な利用)が重要であるとし、どのようなことか、具体例を示しながら説明しました。
②「中海の保全・再生と海藻肥料」
新井 章吾氏 株式会社地中景観研究所・株式会社海藻研究所 所長
中海のワイズユースと海藻の肥料利用の事例紹介をされました。
硫化水素対策としての藻刈りの事例を紹介し、アサリの生息する環境を守るために昔のようにオゴノリなどの「藻狩り」を行い、それをNPOや地域の民間、研究機関等が肥料として開発・商品化していることを紹介しました。
③「浜名湖の現状、アマモとワイズユース活動」
山内 秀彦 はまなこ環境ネットワーク 事務局長
浜名湖の概要、現状、環境の変化について、紹介した。
はまなこ環境ネットワークとして、アマモ(水草)の利用プロジェクトの意義、内容を説明した。
■パネルディスカッション
~浜名湖のラムサール条約登録の可能性と課題~
◆パネリスト
島根大学汽水域センター教授・認定NPO法人自然再生センター 専務理事 國井秀伸氏
環境省自然環境局野生生物課 柳谷牧子氏
㈱海中景観研究所・㈱海藻研究所 所長 新井章吾氏
浜名漁業協同組合 組合長 吉村理利氏
◆コーディネーター
はまなこ環境ネットワーク 会長 芥川知孝氏
宍道湖・中海の事例や全国の事例などを参考に浜名湖のラムサール条約のワイズユースについて、議論した。
漁業者の立場から浜名湖の環境も変化しており、アマモの減少、車エビなど生態系の変化などがみられるなどの情報も提供された。
また、浜名湖の環境や生態系などの科学的なデータも必要となるので、その情報収集を行う必要があるとされた。
浜名湖のラムサール条約登録のためには、地域の賛同が条件で、利害調整や地域の”覚悟”が必要であるとされた。
ラムサール条約は「持続可能な暮らしをどうやって楽しんでやっていくのか。」が大事であると意見された。
まずは、浜名湖を愛していくことが第一であるとの提案があった。
また、ラムサールは登録が目標でなく、条約登録からがスタート。登録から先を見て欲しい。継続して発言ができる場(協議会)をつくることなども提案された。
会場いっぱいになるほどの参加者がありました。
■開会
はまなこ環境ネットワークの芥川代表より開会の挨拶、山内事務局長より経過報告がされ、スタートです。
■基調講演
テーマ 「ラムサール条約と自然再生-宍道湖・中海を例にして-」
講師 國井 秀伸氏 島根大学汽水域研究センター教授・認定NPO法人自然再生センターの専務理事
・宍道湖・中海がラムサール条約湿地に至った経緯
・登録前後の取り組み
・中海の自然再生事業 について専門的な研究者の立場でお話をしていただきました。
宍道湖・中海のラムサールは、2003年当日の県知事のトップダウン型で一気に進み、わずか2年で登録。
利害関係者の調整もあったようですが・・・。
また、NPOが主体となって進めている中海の「自然再生事業」の取り組みを紹介していただきました。
アマモ場の保全・再生、海藻の回収・利用事業、砂浜の保全再生、しゅんせつ窪地の修復などなど。
■事例紹介
①ラムサール条約とは何か?
柳谷 牧子氏 環境省自然環境局 野生生物課 登録調査係長
柳谷氏は、ラムサール条約の目的、理念、登録状況、浜名湖とラムサール条約について全国の事例を交えて紹介しました。
ラムサール条約の中で、保護ではなく、普及啓発とワイズユース(持続可能な利用)が重要であるとし、どのようなことか、具体例を示しながら説明しました。
②「中海の保全・再生と海藻肥料」
新井 章吾氏 株式会社地中景観研究所・株式会社海藻研究所 所長
中海のワイズユースと海藻の肥料利用の事例紹介をされました。
硫化水素対策としての藻刈りの事例を紹介し、アサリの生息する環境を守るために昔のようにオゴノリなどの「藻狩り」を行い、それをNPOや地域の民間、研究機関等が肥料として開発・商品化していることを紹介しました。
③「浜名湖の現状、アマモとワイズユース活動」
山内 秀彦 はまなこ環境ネットワーク 事務局長
浜名湖の概要、現状、環境の変化について、紹介した。
はまなこ環境ネットワークとして、アマモ(水草)の利用プロジェクトの意義、内容を説明した。
■パネルディスカッション
~浜名湖のラムサール条約登録の可能性と課題~
◆パネリスト
島根大学汽水域センター教授・認定NPO法人自然再生センター 専務理事 國井秀伸氏
環境省自然環境局野生生物課 柳谷牧子氏
㈱海中景観研究所・㈱海藻研究所 所長 新井章吾氏
浜名漁業協同組合 組合長 吉村理利氏
◆コーディネーター
はまなこ環境ネットワーク 会長 芥川知孝氏
宍道湖・中海の事例や全国の事例などを参考に浜名湖のラムサール条約のワイズユースについて、議論した。
漁業者の立場から浜名湖の環境も変化しており、アマモの減少、車エビなど生態系の変化などがみられるなどの情報も提供された。
また、浜名湖の環境や生態系などの科学的なデータも必要となるので、その情報収集を行う必要があるとされた。
浜名湖のラムサール条約登録のためには、地域の賛同が条件で、利害調整や地域の”覚悟”が必要であるとされた。
ラムサール条約は「持続可能な暮らしをどうやって楽しんでやっていくのか。」が大事であると意見された。
まずは、浜名湖を愛していくことが第一であるとの提案があった。
また、ラムサールは登録が目標でなく、条約登録からがスタート。登録から先を見て欲しい。継続して発言ができる場(協議会)をつくることなども提案された。
Posted by はまなこ環境ネットワーク at 22:28│Comments(0)
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