11/9(土)浜名湖現場見学会

はまなこ環境ネットワーク

2013年11月11日 19:20

浜名湖ラムサールシンポジウムに先立って、現場見学会を開催しました。
シンポジウムの講師・パネリストと一緒に廻りました。

■野鳥の飛来する地を見学
 庄内湖・オイスカ高校の横です。これから渡り鳥の飛来が始まります。
オオバン、ガルガモ、カワセミ、トビ、キンクロハジロなどが観察されました。


■メガソーラ基地の見学
 静ヶ谷の産業廃棄物処分地の跡地に作られた「メガソーラ基地」を見学しました。


須山建設㈱とシーテック㈱が設置したソーラー。両方で3000kmの発電、1100世帯/年の電力を発電するそうです。
浜名湖周辺には養鰻池の跡地にもソーラー基地が作られています。
地元の小学生を対象にここで環境を学ぶ学習会も開催されています。
また、舘山寺温泉では、ツアーコースにこの場所も組み込む検討が始まっています。


■舘山寺温泉サンビーチ海岸
 夕日の名所。白砂青松の海岸であったサンビーチ海岸。
ここはアマモ(海草)やアオサが海岸に打ち上げられ、観光客・観光事業者の困りものになっています。
アマモを市役所や観光協会が回収・処分しています。


今年は、「浜名湖ラムサールプロジェクト」として、野菜の堆肥として利用するため、この海岸からアマモを回収していくつかの場所にもっていき、野菜づくりの循環の実験に取り組んでいます。
地元の人が、普段から海岸清掃もしています。健康づくりと謙遜していました。



■バスの中
 バスで現場を回る中、参加したパネリスト、浜名湖で活動するそれぞれのエキスパートが次々に説明してくれました。







■村櫛のアマモ堆肥実験農地
 村櫛の耕作放棄地をNPOむらちゃネットが借り受けている「畑」でアマモを堆肥として活用している現場を見学。
白菜・大根・ジャガイモなどが成長。ヌキ菜などの管理が十分にできていないので、多少大きさにバラつきがありますが、まずまずです。


むらちゃネットの杉田理事長から説明を受けました。現在8,000㎡を耕作しているそうです。
高齢者の活躍の場となっているそうです。


収穫が楽しみです。


残ったアマモで来年の春、スイカ栽培にもチャレンジしたいと言っています。


■弁天島湖上見学・いかり瀬干潟見学
 弁天島から遊船に乗って、湖上から浜名湖を体験。太平洋につながる今切れ口まで行き、汽水湖の浜名湖を感じました。




いかり瀬では、アサリの稚貝の繁殖を実験しています。来年こそアサリ漁、潮干狩りができることを願って・・・・。




アマモについては、はまなこ里海の会の窪田事務局長より説明がありました。普段、ここでアマモ場の観察会をやっています。
これもラムサール条約がいう啓発・ワイズユース(賢明な利用)につながるものです。


■意見交換
見学会が終わって、浜松駅前のプレスタワー14階の会議室で参加者同士の意見交換を行いました。
明日の講師、パネリストから感想やラムサールに関する意見をもらいました。



一般の参加者からは、浜名湖は知っているつもりでしたが、初めて見たり、聞いたりすることばかりという感想が多く寄せられました。




翌日11/10は、「浜名湖ラムサールシンポジウム」です。



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